NEWS・事件を読む!        
    1、「春奈ちゃん殺害事件」について。 

●東京都文京区の音羽幼稚園児・若山春奈ちゃんが、99年11月に、主婦・山田みつ子被告によって絞殺されました。 私は、山田被告の夫が、お坊さんであった。という点に、興味をおぼえました。 しかし、お寺の住職ではなくて、どこかのお寺に勤めていたようですね。
 
○許し難い犯罪ですが、夫に説得されて、自首して来たことが、少しでもの救いになると思います。 詳しい動機については、これから明かになる事でしょう。

●性格心理学者・東京国際大教授は「夫以外に相談相手があれば、よかったのだが・・・・」と、述べられています。 しかし、核家族の都会では、近くに自分の両親がいないので、気軽に相談できる相手がいませんね

○夫は会社(仕事)社会に生き、妻は地域(家庭)社会やカルチャー(趣味や習い事)社会に生き、子供は学校社会やストリート社会(コンビニの前など)に生きていて、三者三様で、バラバラに生きているのが現状です。 生きる社会が違っているので、家族とは言っても、他人と同じですね。

●専業主婦にアンケートを取ったところ「山田被告が、幼稚園児のお母さん達との、おつきあいの中で、追い詰められて行った気持ちは、理解できる」という、答えが70%もありました。 

○この私は「山田被告のように追い詰められても、ダイジョウブだ!」と、思っている人ほど、実は危ないのですよ。 カルト宗教(オウムなど)に入ってしまった人は、みんな自分だけは、絶対ダイジョウブだ、と思っていた人なのですから・・・・。 この自信が、油断を生むのですね。

●では、どうすれば、よいのでしょうか?
 「この私だけは、絶対にダイジョウブだ」とは思わず、「私も、何かのヒョウシで(悪いエンに触れれば)、殺人事件を起こすかも知れない!」と思って、注意していれば、「ハッと、気がつく」ようになるのですね。

○これは、カルト宗教から身を守る方法と、同じです。 カルトは、正体がバレないように、巧妙に近づいて来て、知らず知らずの間に、入信させてしまうのですよ。 だから、あなたの家族の中の、誰が入ってしまっても、おかしくは、ないのですね。

●だから「この私こそが、一番あぶないのだ!」という、気持ちを忘れない事ですね。  そうすれば、犯罪やカルト宗教からも、のがれる事ができるのです。

2、「17才の少年犯罪(愛知の主婦殺害・佐賀のバス乗っ取り
事件)」について

●17才の少年による、殺人事件が続発しています。 今までとは違う犯罪に、とても驚いていますが、日本の社会が、大きく変わって行く中で、犯罪の形も、さま変わりして、しまうのでしょうか?

●この2つの犯罪には、「学校でのいじめ」と「家庭内暴力」が、深くかかわっている、ようですね。

●ストレスの中で、自己表現が、うまく出来ない子供と、自分の子供に対して、自信のない親の姿が、見えてくるでは、ありませんか。

●このような犯罪を、防ぐ方法としては、「宗教」と「法律」の2つがありますが、今の日本では、その2つとも、うまく働いていないようですね。

●「法律」は「少年法」の改正を、国家で論議されていますが、「宗教」の方は、どうなるのでしょうか?
 1、学校で、「宗教」の基礎知識(長所から、欠点まで)を教える。(カルト宗教を含む)
 2、伝統宗教も、現代にマッチした、小回りのきく形に、改善する。(たとえば、「21世紀の仏教を考える会」のような組織を通じて、人々の声を取り入れ、現代的なものにして行く)

●その他にも、改善すべき点としては「学校のシステム」や「地域社会とのつながり」や「日本の将来への不安」などが考えられますが、今こそ「お年寄りの出番」だと思います。元気な「老人パワー」や「長い間に、つちかわれた知恵」を生かす時だと、思います。

●今後、このような犯罪は増えて行く事でしょうが、危機感をもって、早く、対処して行って、ほしいですね。