続・み仏からのメッセージ
@ お金はかからないけれども、お金で買う事の出来ない「お布施」があります。
 1、身をもって、できることを、すすんで、やります(捨身施・しゃしんせ)
 2、心づかい、思いやりをし、共に喜び、ともに悲しみ、幸せを、みんなで分け合います(心慮施・しんりょせ)
 3、誰とでも、笑顔で、お話します(和顔施・わがんせ)
 4、暖かなまなざしで、誰かれと、分け隔てなく、見守ります(慈眼施・じげんせ)
 5、いつでも、どこでも、誰にでも、まごころを込めて、やさしく語りかけます(愛語施・あいごせ)
 6、私の住んでいる所を、お役に立てます(房舎施・ぼうしゃせ)
 7、駅のホーム、電車やバスの中で、お年寄りや、体の不自由な人に会ったら、ためらうことなく、自分の席をゆずります(床座施・しょうざせ)
 これが、お金も、物もいりません。いつでも、どこでも、誰でもが、すぐにできる「7つの、お布施」です。
 大事な事は、このお布施は「してあげる!」のではなくて、「させていただくことができて、とても、うれしい。あ りがとうございます」と、実行した人が感謝するのですね。
 ボランティアの精神と、同じですね!これが、本当の「お布施」なんですよ!!


Aこの私が、み仏になるための「お祈り」
 「私の家族が、うらみもなく、なやみもなく、苦しみも無く、いつまでも、心も体も健康で、幸せに、暮らす事がで きますように・・・・・
 この国に住む、すべての人々や動物たちが、うらみもなく、悩みもなく、苦しみもなく、いつまでも、心もからだ も健康で、幸せに、暮らすことができますように・・・・・


 東・南東・南・南西・西・北西・北・北東・上・下の十方向に住む、すべての人々や、生き物たちが、うらみもなく 、なやみもなく、苦しみも無く、いつまでも、心も体も健康で、幸せに、暮らす事ができますように、こころを込 めて、お祈りします。」
 他の人々の、幸せを、心から祈るとき、あなたは、み仏になっているのですね!


B正しいおしえを、今こそ、学ばなければ、いけません。
 仏教を説かれた・おシャカさまや、キリスト教を説かれた・イエスさまや、イスラム教を説かれた・マホメットさ まは、生きている私たちの為に、尊いおしえを、残して下さったのですよ!
 死んでからでは、おそい!!
 生きている人のために、説かれた教え、正しいおしえを、今、ほんとうに、学ばなければならない時代が、やって来ています。

Cあなたは「若き仏さま」
 たった1つの、いのちです。 たった1度きりの、人生です。 1秒1秒、すぎていく時間です。 自分の人生、今のままで、いいですか? あなたは、どう生きるのですか?
 人と自分とは、ちがいます。 くらべる事はないのです。 自分の人生の主人公は、この私です。 あなたの花を、咲かせてください。 自分の色を、出してください。私の光を、放ってください。

 そして、「いのち」に、やさしい人になってください。
 あなたは、「若き、ほとけさま」!


D知っていても、実行しなければ、わかりませんよ。
 欲望の多い人は、苦しみが終わることはありません。 欲望の少ない人は、苦しみで、心が病むことはありません。 限度がわかっている人は、いつも、心やすらかです。 限度を知らない人は、むさぼりの人生に苦しみ続けます。

 にぎやかな雑踏の中ばかりにいては、正しい判断や、決断はできません。静かなところ
で、考えるよ
うにしましょう。
 生活が乱れていると、心もみだれます。毎日の、生活を整えれば、自然に、こころも落ち着くのです。
 誰にでも、できる事なのですが、実行しない人には、わかりません。 実行するから、わかる事が多いのですね!

 
E臨終は、第2の誕生日
日蓮聖人が亡くなられてから、今年で719年目を迎えます。
東京の池上・本門寺では、ご命日には鐘やタイコをたたき、マトイを振って、
まるでお祭りのように、にぎやかにお参りする行事が、昔から今日まで、ずっと続いているのです。
亡くなったご命日を、なぜお祭りのように、お祝いするのでしょうか?
私たち、人間の世界からいえば、お亡くなりになった日ですが、み仏の世界から見れば、お浄土に生まれた日「ハッピー・バースデー」になるのです。
この事は、法華経を信じ、「南無妙法蓮華経」のお題目をお唱えしている私たちも、日蓮聖人と同じく、霊山(りょうぜん)浄土に生まれかわる事ができるのですね。
この、お題目をお唱えする事によって、二千五百年もの時間や空間を越えて、お釈迦さまの世界へ入らせて頂けるのです。
そこで、この私のすべてを救って下さる、万能薬を頂戴し、日々の生活でも、生きる力が涌いて来るのです。
このように、ご命日を「新しい仏さん」の誕生日と思う事が大切です。
この、み仏さまの願いをすなおに信じ、私の「迷いのいのち」を「悟りのいのち」に変えさせて頂く
日を、ご命日(臨終の日)だと思い、新しい誕生日をめざして、精一杯、生きて行きたいものですね。


F、「シイタケを入れるとね、ニンジンや大根やゴボウが、とても美味しくなるんだって!みんなが持っている、おいしい味を、引き出してくれるシイタケ。シイタケみたいな人に、なりたいなあ!」
主役って、多くの脇役に支えられているんです。脇役の人々が、主役を引き立ててくれるから、主役がつとまるんです。自分は表(おもて)に出ようとしない、引き立て役がたくさんいてこそ、主役も準主役もつとまるんです。シイタケみたいな脇役がいてこそ、主役の本当の味が出るんですね。
自分のことは後にして、他の人々の良いところを、引き出してあげる事に、一所懸命になれる人のことを、菩薩(ぼさつ)さまって言うんだね。