生きていても「希望」がなく、おもしろくない人へ。

○、現代の若者は、「我々には何でもあるが、ただ一つだけないのが『希望』だ!」と言っています。

○、発展途上国の若者には、「貧しさの克服」という、明確な物質的目的がありますが、現代の日本は、次なる精神的発展の段階を目指す位置に立っているのですね。

○、経済的な豊かさは、「自由」の選択肢と可能性の幅を広げてくれるのですが、今の若者は「希望」がないと言います。

○、その原因は、先輩の大人たちが、次なる「精神的発展の段階」を示して、やれない処にあるのでしょうね。

○、若者たちは、手いっぱいの自由をもてあまし、どちらへ進んだら良いものやら、途方に暮れているです。 いわば、羅針盤(方向磁石)なしで、太平洋の真っ只中に、放り出されたようなものなのですね。

○、札幌農学校の先生で、「少年よ、大志をいだけ!」という有名な言葉を残した、アメリカ人のクラーク博士は、学生の人間教育をする為には、どうしても「祈り」が必要なのだと主張し、それを実行されたのですよ。

○、日本の公立教育が、戦後・半世紀かけて証明した事は、知的教育や道徳だけでは、人間の持つ欲望を制御しきることが、不可能であったという点でしょう。

○、人間の悪い心を制御するには、「神仏への畏敬の念」や「祈り」が、不可欠ですね。

○、神仏を信じているのと、バカにしてしまうのとでは、人間の精神的な態度は、天国と地獄ほどの差が出ますね。

○、現代は科学技術の発展により、まるで神仏と人間が対等であるかのように、錯覚している傾向もありますが、では、あなたは、おシャカさまやイエス・キリストさまよりも、立派な人格者でしょうか?

○、そうでないならば、おシャカさまやイエス・キリストさまの教えを、学ぼうという気持ちになれるのではないでしょうか?

○、人間の本当の姿は、タマシイなのですよ。 そのタマシイが、人間という肉体に宿って、色々な事を勉強し、経験しながら、精神を進歩させているのですね。 それが、人間として生まれて来た訳なのですよ。

○、親が、かってに生んだのではなく、あなたが、自分自身の「人間修行」の為に、頼んで生んでもらった訳ですね。

○、だから、あなたに与えられた環境や条件の中で、どれだけ自分を向上させ、どれだけ他の人々の役に立てる人間になれるか? が、人生の課題なのですね。

○、私たちは何度も、なんども生まれ変わりを繰り返しながらも、あなたも私も、タマシイ(精神)を進化させているのですよ。 人間は、完成途中なのだから、自分なりの努力をする事が、大切なのですね。 結果ではないのですよ。

○、本当の宗教や信仰は、人間の幸福を探求して行く道だと思いますね。