☆あなたが死んだ後「霊魂や霊体」となって存在していく場所は、どこでしょうか？
☆ あなたの霊は「この世での、行いによって、場所が決められる」のですね。
◎第１ステージ「地獄（じごく）」の世界
ここは罪と罰の世界で、その罪によって、２５６種類もの地獄が用意されている。その中の、最大のものは「ムゲン地獄」で、休む間もなく、連続して苦しみを受ける世界です。
◎第２ステージ「餓鬼（がき）」の世界
生前、物に対して執着の強かった人が行く世界。満足と感謝を知らない人である。ここは常に、飢えの苦しみを受ける世界です。
◎第３ステージ「畜生（ちくしょう）」の世界
人間性を失格し、けもの（動物以下）のような人の行く世界。牛・豚などの動物や魚・鳥・虫などの、生き物としての苦しみを受ける世界です。
◎第４ステージ「修羅（しゅら）」の世界
自己中心的で、ワガママな心にとらわれている人や、争い事を好む人の行く世界。ここでは、休みなく戦わなければ、ならない苦しみを受ける世界です。
◎第５ステージ「人間」の世界
あなたの考え方や心のありようで、どのようにでも、変える事のできる世界。あなたの生き方しだいで、どの世界にでも行く事ができます。
◎第６ステージ「天上（てんじょう）」の世界
天人にはなれるが、天国とは違う。楽しみの多い世界だが、天人にも寿命があり、年齢と共に衰弱して行って、死ぬ時には、地獄の１０数倍の苦しみをうける。
☆普通、一般の人は、この６つの世界を、くり返し回っているので、輪廻・転生（りんね・てんしょう）から、ぬけ出して、上のステージには、なかなか行けません。
☆しかし、人間として生まれた、あなたには、そのチャンスがあるのですよ！人間にだけ、そのチャンスが与えられているので、あなたは、それをムダにせずに活かしてくださいね！
◎第７ステージ「声聞（しょうもん）」の世界
み仏さまの教えを聞いて、サトリの世界に入る。ただし、これは個人主義になってしまう恐れがあり、初心者として、通過すべき世界です。
◎第８ステージ「縁覚（えんがく）」の世界
独学や自然現象を見て、サトリの世界に入る。ただし、これは独善主義になってしまう恐れがあり、初心者の間だけ、許される世界です。
◎第９ステージ「菩薩（ぼさつ）」の世界
永遠の真理を求めて、たゆまず努力する世界。多くの人々や、動植物などの生き物を救うために、さまざまな修行と努力をする、仏さま候補生のいる世界です。
◎最終ステージ「み仏さま」の世界
真理そのものので、永遠の光（仏さまの後光）と死なない命に、満ちあふれた世界。霊山浄土・極楽・天国などと呼ぶ。インドでお生まれになった、おシャカさまは、この１０段階の世界を発見され、修行の末、最終ステージに到達されました。
☆地獄と極楽の違いを、かんたんにお話しましょう。
「地獄」と書いてある門を入ると、なんと、ご馳走をのせたテーブルがあり、その周りで、亡者どもが背丈ほどもある、長い箸で食べようとしています。
しかし箸が長すぎて、自分の口に入りません。他の亡者に取られまいと、ものすごい形相をして食べようとするのですが、一口も入りません。
被害者意識にさいなまれた人々の、にらみ合いが繰り返され、いつも、お腹がすいているのです。
一方「極楽」と書いてある門を入ると、地獄と同じように、長い箸で食べなくては、いけない様になっているのですが、人々は楽しく、なごやかに食事をしています。
何故かというと、自分のお箸でつかんだ、ご馳走を、お互いに、向かい側の人の口に、入れてあげているのです。相手のことを思いやれる人々には、幸せがおとずれ、いつも、お腹がいっぱいなのですね。
