サギや宗教に、だまされない方法とは?

@、「あなたは、こうすれば必ずもうかる、または、あなたには不幸や病気が、 待っている。私の言う通りすれば、必ず救われますよ」 と、持ちかけられた時、「この世の中に、そんな、うまい儲け話や安易な救いなど、 ありえない」という知識が、頭にある人は、引っかからない。
「あなただけ、ボロもうけができる。あなたは、こうしなければ、絶対、救われません よ」と、いうような話は、「今、宇宙人がUFOで、東京にやって来て、コンサートを 開いている。行って見ませんか」という、マユつばの話と、同じ事なのですね。
 あなたに、うまい儲け話や、不幸や病気にならない方法を、持ちかけられた時 には、「そんな、うまい話があるのなら、自分でやって下さい。私を誘う事はない でしょう。私は、やりません」と言って、はつきりと拒否することです。

A、「これを買わなければ、または、セミナーや集会に参加しなければ、あなたは 不幸や病気になる」と、言われた時には、「私を脅迫する気ですか?」と言って、 そんな話を、聞かない事です。
また、「あなたの先祖の霊が、たたっている」などと、言われたら、「子孫に、たたりを するとは、けしからん話だ。そんなやつは、私の先祖ではない」と言えば、いいのです。

B、あなたは、世の中の実態を、ちゃんと見てください。この世の中で、楽に、絶対もうかる という話は、ありませんし、絶対、不幸や病気にならない方法もありません。
もしも、そんな話があれば、私なら、誰にも教えませんね。
相手は、あなたに利益を与えようという、親切心から、話を持ちかけているのではなく、 自分が利益を得るために、あなたを利用しょうと、しているだけです。

C、詐欺商法は、あなたのお金だけの、被害で済みますが、カルト宗教の場合は、お金 以外に、あなたの時間、エネルギー、生活、そして、人生すべてが、うばわれます。                                              
D、「簡単な、だましのテクニック」(一例)
 素人投資家に、「株の神様」のようだと、信じこませる方法。     
お客になりそうな相手に、電話して「投資して下さいとは申しません。大体、知らない人間の 口車に乗って、投資してはいけません。まずは、うちの会社の調査能力を見てください」と 言う。
そして、この相手に、2〜3の株について「近く値上がりする」という、情報を教えて、この予想 を的中させる。これを2〜3回、繰り返すと、相手はすっかり信用する。
では、どうして的中させるかと言えば、最初、600人に電話した時、300人には「値上がりする」 と予想し、後の300人には「値下がりする」と予想すると、どちらかが、的中する。
次は、的中した方の300人に、同じ要領で電話をかける。150人については、必ず的中する。
これを繰り返していけば、立ち続けに、予想が当たった人々から、評判が広がり、投資を申し込 んで来るカモは、あとを絶たない。

E、超能力者が登場する、テレビ番組で、視聴者に呼びかけて、動かなくなった時計を「念力で 動かせてみせる」という、番組があった事を、覚えているだろうか?
日本全国、数万人の視聴者が、動かない時計を取り出して、触っていると、偶然、動き出すものが 100個や200個はある。
その視聴者は興奮して、テレビ局に「動いた」と、電話して来る。もじどおり、電話が殺到し、あたかも 「いたるところで念力によって、時計が動き出した」かのような話が、出来あがってしまうのである。
確率の錯覚を利用した、簡単なものである。
人は、このような簡単なテクニックによって、だまされ、詐欺に引っかかったり、宗教の信者となる のですね!

F、カルト宗教や一神教(絶対者一人のみ・教祖は神さま)の、恐ろしさ。
その信者は、自分たちだけが、絶対、正しいと信じている。これは悪魔より、おそろしい。悪魔は、 自分が「悪」だと知って、行動しているでしょうから・・・。
ところが、自分たちだけが正しい、と思っている人間は、どんな事でもできます。「正しくない人間は 許せない、抹殺すべきだ」という、悪魔にも思いつかないような、恐ろしい事が、平気で、できます。

G、結論
あなたが、詐欺商法やカルト宗教に、だまされない方法は、そのテクニックや知識を、家族どおしで、 つねに学び、話し合うことですね。
お年寄りが「いたわり」という名目で、家庭や社会から、居場所を奪われたり、子供が「勉強」という 理由で、家庭の一員としての役割(家庭内での、仕事の分担)を、与えられていないのが、現実では ないでしょうか?
これからは、学校の勉強よりも、自分のために役にたつ知識(あなた自身への投資)を身につけ、 人間としてのルールを、真剣に学び、話し合っていかなければ、ならない時代ですね

H、要注意宗教の見分け方!(オウム対策弁護団による)      
A、ニセ・ボランティア、ニセ学生になりすます。
B、回りのふんい気を利用して、暗示をかけたり「あなただけに、お教えします」などと言って、上手に誘いをかける。
C、違う内容で誘っておいて、後から宗教を持ち出す。
D、戦争・地獄・たたりなどで恐怖心をあおる。
E、霊能力があるように見せかけて、信用させる。
F、「会費が安い」「必ず幸せになる」など、甘いことばで近よる。
G、世界の有名人やタレントを持ち出し、専門用語を連発する。
H、「よ〜く考えて」と言いいながら、入会を急がせる。
I、多額の買い物や寄付を要求する。
J、教祖や幹部がぜいたくをし、短かい間に、りっぱな建物ができる。
K、一般の新聞やテレビの情報を否定し、会の発行するものだけを、信じさせて、会員を情報操作する団体。

I、カルト宗教・ニセ宗教に気をつけて!

1、本物の宗教は永遠不変で、一貫性がある。
 本物の宗教は、その始まりから現在まで、変わる事のない教えが説かれています。「悟る」という事は、永遠の真理に到達することで、教祖の言動や教えが、教団のつごうでコロコロ変わる宗教は、ニセものですよ。

2、本物の宗教は、人格の向上と完成をめざす。
 道徳や倫理をこえた「人間としての、あるべき姿」を求める宗教からは、自分のつごうの為に他人を苦しめたり、自分たちだけの幸せを願う生き方は生まれません。 全世界が滅びる終末の時、自分たち教団のメンバーだけが助かると言ったり、罰を当てるという考え方には、慈悲心がないので、仏教ではありませんね。

3、本物の宗教は見た目を、きそわない。
 大神殿や広大な建物をほこる宗教には、会館の建築競争や金儲けが目的で活動しているものが、多くあります。 宗教は、その教えが大切であって、外見(見た目)は二の次のハズですからね〜

4、本物の宗教は「罰が当たる!」と恐怖心をアオル事はしない。
 人々の心を安らかにするのが目的で、神仏の名を借りて、恐怖心を与える宗教は、ニセものです。 ご先祖がたたるとか、霊が悪さをするとか言うのは、あくまでも方便(ほうべん)ですよ。
5、生きている教祖を神格化しては、いけない。
 今、生きている教祖や会長が神や仏だ、と言うのは、思い上がりです。

6、ご利益だけを説く宗教はニセもの。
 宗教の目的が病気治し、商売繁盛、お金もうけ等であるなら、終わりのない人間の欲望を求め続けて行く事になってしまい、本当の目標である「人格向上」とは、まったく逆の結果を招いてしまいますね。 ほんものの宗教は、最初の真剣な願いに対しての、ご利益には応じてくれますが、そういう事になった原因を気づかせて、二度と同じ状況を招かないように指導し、もし二度目の願いをしてしまったら「それは欲だ!」と、サトスものですよ。
7、盲信の強要には気をつけよう。
 真理は、誰が聞いても分かる事実ですね。「人は必ず死ぬ」という真理から、「どう生きるか?」を考えるのが、仏教です。 信じることは大切であり、大きな力の源ですが、宗教団体が一方的に「信じろ!疑問を持つ事は、信心が足りないからだ」と言うのは、おかしい事ですよ。 信仰していて疑問が生じる事は、当たり前で、その疑問に答えられない宗教は、ニセものではないでしょうか

8、大金を払えば、救われるとは言わない。
 病気などの弱みに付け込み、同情するフリをして「因縁を切る為の祈願が必要!」とか言って、大金を強要するのは、カルト宗教の特徴で、最後は人格までも破壊されてしまいますよ。
9、新会員や信者を勧誘する事を強要しない。
 布教伝道や献金を強要されて、ノルマが与えられるとは、おかしいですね。 それらのものは、この私が救われて、幸せになった喜びから、感謝の気持ちで行うものです。「10人入会させれば、班長になれる!」というエサに釣られて、会員獲得に走り回るのは、営業行為に他なりませんよ。
10、本物の宗教は、批判を受け入れる。
 信仰や教団の在り方に対する批判を許さない宗教は、社会性を欠いて、問題行動を起こしますね。 人間は批判したり、批判されたりする事で成長します。 問題のある宗教は必ず、批判能力や判断能力まで取り上げて、洗脳し思考停止状態にしてしまいますよ。
11、信仰心(忠誠心)を強化する為のテクニックとは?
 他人に入会を勧める為には、自分の宗教の利点を強調し、一心不乱に勧誘する必要があるので、知らず知らずのうちに、信仰心(忠誠心)が強化されて行くのですね。 こうした心のメカニズムは、心理学を悪用したテクニックで、新興宗教では、どこでも行われていますよ。 また二人一組で各家を勧誘して回るのは、勧誘した相手に言い負かされない為と、お互いに監視しあう為のテクニックなのですね。