静照寺の妙見(みょうけん)さま
☆、昔は、北の夜空に輝く、北極星を星の王様、北斗
(ほくと)七星を家来と考えていました。
妙見さまは、
その「北極星」を神格化したものです。
@、海上安全(船を守る)の神さま。
A、地震・災害を防ぎ、農業で豊作をもたらす神さま。
B、眼の病気を治す、神さま。
C、寿命をのばす、神さま。
☆、妙見さまに、祈願ご希望の人は、「お名前と願い事」をメー
ルで、お 送り下されば、あなたに代わって、お願いしてあげま
す。(無料・秘密厳守)
○、平安時代、妙見ぼさつに国家の守護を願う、信仰がありました。中世では、
武家や豪族が守護神として、信仰しました。
妙見ぼさつは、国土を救い、災いをなくし、敵を追い払って、人々の寿命をのばす、
力があり、海上安全・農業豊作、商売繁盛・学問向上や、安産・縁むすびの神さまとして、
信仰されています。また、鳥羽天皇が眼病の治癒を祈られました。
○、大阪府能勢町に、妙見山があり、正面の入口に、鳥居があります。神社かお寺か、
わからないね。 ここは、りっぱな日蓮宗(身延山派)のお寺や。鳥居の左側に
「日蓮宗霊場・能勢妙見山」と刻まれた、石碑がありますやろ。
でも、お寺には普通、○○山○○寺と言うふうに、お寺の名前がつくんじゃないですか?実は、
ここから北の所にある「真如寺」という、お寺の飛び地になってますねん。この銅像の能勢頼次
(のせよりつぐ)公って、どんな人なの?この、お方こそ、妙見山を開かれた人や。一時期の間、
滅びた能勢家を再建した、偉いお殿様なのです。
○、後に、能勢氏第三十代・頼直(よりなお)公は、安永三年(1774)、妙見山の江戸出張所
を設けたので、妙見さまの信仰は、さらに広まって、行ったのです。妙見さまの紋章として使われ
ている、矢筈(やはず)別名・切竹(きりたけ)は、能勢氏の家紋だったのです。
妙見山には、すごい歴史があるんだね。ところで、馬の銅像は何なの?昔から、馬は武士が活躍する
のに、大切な乗り物で、ヨロイ・カブト姿の妙見さまの乗り物(神馬)として、納められたもの。妙
見さまの「妙」は、「美しい・清らか」の意味で、「見」は「姿」という意味とされて、江戸時代の
役者や芸能人の信仰も厚かったんや。歌舞伎・浄瑠璃の脚本作家の近松門左衛門、四代目・中村歌右
衛門、勝海舟や将棋の坂田三吉も、妙見さまの熱心な信者でした。